【独立形態の違い】

まず、独立形態3つを理解して、自分にどれが合うかを選びます。

1.個人事業主

2.個人事業・法人(フランチャイズ)

3.法人の代表者となる

この3つの方法があります。メリット・デメリットそれぞれありますので、合うタイプを考えて選びましょう。

【1.個人事業主】

個人事業主つまり一人親方はゼネコン、請負会社様と契約して工事現場で職人として働く形で独立する形態です。労働者は雇用せず自分自身、もしくは家族だけで事業を行うことが多いです。すぐに独立をして生計を立てたい人は一人親方が多いです。

(メリット)

開業までのプロセスが非常に簡単な事があげられます。一人親方で独立する場合、最小限必要な手続きは開業届を管轄の税務署、都道府県税事務所に提出するのみで事足ります。

また一人親方での独立は、開業資金が少なく済む可能性が高いです。法人の場合は、事務所や従業員等の費用、備品や自動車等の資産を用意する必要があり、運転資金も含めると多額の資金が必要ですが、一人親方は自宅事務所、準備資産も自分が業務を行うために必要な分だけで済むため開業資金は比較的少なく済みます。

建設業で一人親方に向いている現場として新築だけでなくリフォームの仕事でも需要があります。大工、型枠、塗装、左官、クロス貼りの分野など少人数で現場作業が完結する建築系業種は向いています。*土木工事、道路舗装工事や造園工事などの土木業の場合、下請工事でも人数が多いことから、比較すると多くはないです。ただし、小規模案件であれば一人親方としての道もあります。

成長して事業がうまくいったら少しずつ人を雇っていき、最終的に法人となる事も可能ですので、最初は個人事業でスタートする方も多いです

(デメリット)

融資等ではどうしても法人に比べ不利である事は否定できません。一人親方や独立して間のない個人事業主などの場合、銀行などの民間の金融機関からの借入は難易度が上がります。また、個人としての融資・ローンでも審査で不利になる可能性は小さくありません。金融会社によってはクレジットカードなども作るのが困難になる恐れがあります。芸能人がローンを組みにくい、というのはやはり信用が得にくいところがあります。

大手元請企業との直接取引も難易度が上がります。大企業の元請会社と直接取引することは難しいです。二次下請や三次下請などから受注することも多く、その分受注単価が低くなる傾向があります。ですので、如何に単価が高い工種につくかといった現実的な事も独立する前の準備作業として必要になります。

【2.法人立上げによる独立】

会社員時代から準備を進め、人脈や十分な取引先(元請や上位下請)を確保してから独立出来る場合は法人設立の選択肢もありえます。現実問題初年度から法人を立ち上げた方が税金の面で有利になるくらいの受注量を稼げる場合には、法人を立ち上げてもいいでしょう。

(メリット)

なんといっても社会的な信頼が上がります。

融資は一般的に受けやすいです。個人で担保するわけではなく、法人で担保すること、法人であれば財務概要を法律上では公告(何らかの形で公にする)する必要があるからです。  

そして、建設業の場合、腕がある、人あたりや面倒見が良い器が大きい職人さんをいかに抱える事が必要か、という事をご理解いただいていると思いますが、信用があるという事は職人雇用の面でも有利です。個人事業主と法人、どちらが従業員さんにとって働きやすいでしょうか。

また自分が職人として作業をしなくても従業員を管理し、経営次第で収入を得ることが可能です。

法人は一般的に節税の幅が広く、収益が大きい場合はメリットが大きくなります。

(デメリット)

ただし、法人設立に必要な手続きは、個人よりも複雑で時間も費用も掛かります。具体的には定款認証と法人設立登記並びに税務・社会保険事務作業が必要です。

法人名義の銀行口座開設や法人設立届の提出、従業員に対する社会保険や労働保険手続きなど、さまざまな事務作業は個人事業主よりも増えていきます。

法人化すれば、一般的には規模が大きくなるのでより経営や営業といった知識が必要になります。そのため職人のうちに技術力に加えマーケティングや営業に関する必要な知識今のうちにつけておく必要があるのです。

【3.フランチャイズの活用】

法人にせよ、個人事業にせよ、業務管理や営業は事業主が行う必要がありますが、知識がない場合にはフランチャイズで独立する選択肢もあります。フランチャイズは本部と加盟店契約を結び、加盟金やロイヤリティを支払い、商標を利用する権利を得るものです。フランチャイズは知名度があることから集客しやすく、部材の一括仕入れによるコストダウン、会社経営のサポートが受けられるなどのメリットがあります。

(メリット)

フランチャイズに加盟すると、そのフランチャイズに知名度があればそれだけで集客・営業しやすく、部材一括仕入れで工事原価も下げる事が出来ます。その上、マーケティングや財務会計など会社経営のサポートが受けられることも多いです。独立したいが、経営のノウハウがわからないので教わりながらやりたいという人にはおすすめです。

(デメリット)

本部の営業システムや商品に従う必要がある場合がある、加盟金やロイヤリティなど余分な手数料を払う必要があるなど自由度で制約を受けます。

 ただし、ビジネスモデルが決まっていて、営業をどのように実際行うか、そして施工もある程度システム化、マニュアル化されているので、経験が少ないものでも参入しやすい等もあります。法人となっても加入は可能ですので、個人事業主として独立するかを決めた後、経営を進めるための手段としてフランチャイズ加盟を検討してみましょう。

フランチャイズで多いのは、クロス張替、ふすま・障子・網戸張替、床暖・防音床施工、アルミサッシの補修、雨どい修理、エアコン交換、修理・クリーニングといった、一般住宅を対象としたリフォーム・リノベーション分野です。

比較的短期間でスキルを身につけることも可能であるため、未経験者でも参入するのは難しくありません。という事は参入するための壁が低いため、未経験異業種から参入してくる方など新規参入事業者も多く、事業者間の競争が厳しく成る事は独立前に理解をする必要があります。ですので、独自性や専門性を発揮できないとせっかく独立してリフォーム事業を立ち上げたが淘汰される側に回る危険性もあります。

まとめ

 こちらを参考に独立する際には、一人親方なのか、会社を立ち上げるのかも検討してみて頂けるといいと存じます。

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