補助金申請を考える② 「具体的」の見方

こんにちは。「自分で考え動く」を助け、価値創造のスピードアップに貢献する、合同会社フェニックス経営
研究所 代表社員 加賀城です。

5/23、東京は最高気温29度まで上がりました。まだ5月ですよ、社長。
体調管理もそうですが、もうそろそろ生ものに気を付けなければいけない季節ですね。

さて、私は「具体的に」について考えてみました。

「持続化補助金」の審査の観点に

③有効性
「補助事業計画は具体的で、当該小規模事業者にとって実現可能性が高いものとなっているか」とあります。

前回のブログ「「審査の観点」の見方」にあるように、審査の観点に書いてあるものは基本的に記述しないと点数の取り漏らしとなりますので、指示に従う必要があります。では、具体的とは‥

私は①どんな背景で ②補助事業(持続化であれば新製品や新顧客への販促による売上向上)のために、どのような販促を行うのか、5w2hが明記されており、なおかつ

顧客の情報動線がしっかり記入されているものをいうと思っております。

具体的例を言うと

○自社ホームページを製作する。
○店舗でイベント開催する
○facebookページと連動させる
○チラシを周辺住民に20000枚、配布する

では、具体的でなく、「本当にやるのか?」と疑問に思われ、実現可能性はすくないと思われても仕方ないです。ここまで極端な例は少ないと思いますが、近いような申請書はたまに見かけることがあります。

ではどう直すか。

お客様の動線を考慮して、

①FACEBOOK作成とFACEBOOK広告

遠方の新規顧客については、地域、年齢層、趣味や関心事などからターゲットを選定することが効果的であるから、○○販売専門のFACEBOOK作成広告企業へ○○により依頼する。作成依頼期間には、○○を要する。

(写真で頁案を載せる)

またFACEBOOK広告では、広告の工夫として

1.ターゲット設定(市区町村レベル、年齢・性別、ネットにおけるアクションで絞る)

2.目的別(サイト誘導数、「いいね」増、資料請求増、イベント)の対策を行う。

②チラシ

近隣の既存顧客に対しては○○のニーズを行い、周辺ポスティングを依頼する。対象年代層を30代として、イベントチラシは開催当日の新聞に折り込む

チラシ目的 方法 対象商品 回数 1回当たり枚数 合計枚数
住民用 タウン誌折込、社員ポスティング A 2回 3か月に1回 5000枚 10000枚
見学会1 新聞折込 A/B 5カ月 5000枚 25000枚
見学会2 新聞折込 A/B 4回 5000枚 20000枚
となり、イベントチラシの合計枚数は55000枚である。

(イベントチラシの素案:過去にチラシを作った事例を張り、これに準拠する、と書く)

このように直すことで、実際にどんなチラシを打つか、対象は?どの程度の枚数をまくかでかかる費用も明らかになります。

、実際にどんなチラシを打つか、対象は?どの程度の枚数をまくかでかかる費用も明らかになります。

ということで、補助金申請は「具体的に」記述すべきですね。

お読み頂きありがとうございます。

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