補助金申請を考える③ IT活用の取り組み」の見方
こんにちは。「自分で考え動く」を助け、価値創造のスピードアップに貢献する、合同会社フェニックス経営研究所 代表社員 加賀城です。
令和元年5/24、東京はとうとう真夏日。ジャイアントコーンがうまい季節になってきました。経営者は、ビジネスの仕組みを作り・社員さんが働きやすいようヒトモノカネを揃えることが仕事。午後には頭が疲労困憊。そんな時に、酒は飲めないので冷たくて甘いもので活性化しないとやってけないですよね
(グリコさん、ありがとう。コスパいいんす)
さて、私は「IT活用の取り組み」について考えてみました。
「持続化補助金」の審査の観点に③有効性「補助事業計画には、ITを有効に活用する取り組みがみられるか」とあります。
これ、相談会で見させてもらうと、この審査ポイントで0点(ゼロ)をとってしまう申請書をたまに見るんです。つまり、ITを使った記述が何もされていない。
審査の観点に係れている項目は「当てはまる施策がもしあれば記入してください」ではないです。想定ですが、
「情報技術が進化をして、消費者はパーソナルデバイスを子供でさえ一人一台持っている。小規模事業者でも情報デバイスやアプリケーションサービスを販促で使いやすい費用負担になってきている。おまけにITを活用した販促成功事例や定石といったソフトも整いつつある。ので利用しないとは本当に売る気があるのだろうか・・・」ということなのかな?と私は感じています。
申請が「ランディングページ・HPの開設」「SNS広告やPPC広告展開」「顧客管理ソフト活用」「IPADによる営業時でのアプリケーション導入」など、補助金申請内容自体にIT項目が含まれるのであれば、気にせず内容を膨らませれば、心配の必要もないかと思います。
しかしながら、「開店時の周辺へのチラシのポスティング」「道路沿いへの看板設置」「展示営業スペースの内装」といったリアルの場面での展開が主の場合が抜け落ちます。
「でも別に今回ITは関係ないしなあ・・うそはダメだし」
そう。嘘はいけません。でも、計画なのでこれからやろうと思っていることを書くのです。
ITについて下に書いていることを振り返ってみることをお勧めします。
○チラシにポスティングをしたお客さんは次どういう行動をとるだろう?自分だったら?携帯で検索するか?
○そういえば、業者が紹介したポータルぺージに無料で登録しているけど、どうなっているだろう?全然気にしてなかったけど、この前たまたまページを見てきた人が、今は出していないメニューをいってきた。
○展示スペース内装は、お客さんに来てもらって初めて効果が出る。でも知らせる手段はない。DMでも送るか?
こんなことを思ったとき
○ポスティングするチラシには、アドレス並びにQRコードで自社ページにアクセス可能で、毎週変わるランチメニューを紹介・見てもらう
○予約は、店頭並びに予約ポータルサイトで受ける。ポータルサイトは1か月に1回更新する。
○展示スペース内装は季節によって花や展示物を変えている。こうしたことをホームページ、SNSで毎月自社により伝えて、再来店を促す。
等と書くと、お金をかけずにITによる販促につながります。こうすると少なくとも0点ではなく、失点を防ぐことにつながります。
ということで、持続化補助金申請は「IT」を忘れずに記述しましょう。
お読み頂きありがとうございます。
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