千葉県で「機械・ソフトウェアの設備投資」をする企業向け。

「中小企業生産性向上・設備投資促進補助金」を活用しましょう。

千葉県では設備投資をする企業様向けに、補助金が出ています。既に2023年12月から募集が始まっており、3月末に予算が増え、6月28日まで申請期間が延長されました。

なお、下記の会話中に出てくる説明について、必ず公式ページ（https://chiba-seisansei-up.jp/）や申請要綱（https://chiba-seisansei-up.jp/dl/shinseiyouryou.pdf）で確認の上、申請やコンサルへのご依頼をなさってください。

申請期間延長という事は、人気の補助金なのか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「そうです。ですから、もし機械を入れようという方・そういうお客様をお持ちのメーカー様は急いで準備する必要があります。ちなみに公式ページに「予算進捗状況について」という予算消化率がこんな形で乗っているので、予定も立てやすいですね。

どういう費用が対象になるのか？

機械装置等の購入・製作・改良

専用ソフトウェアや情報システム等の購入・構築

これらの導入に直接必要な運搬や据付。　　　　この3つが対象です。

そして「生産性向上に資する」必要があるという事、補助対象となる機械やソフトウェア類は単価が10万円（税抜）以上であることも踏まえます。つまり10万円未満の単価の機械類は対象にならないので注意が必要です。

では生産性向上とはどんな事でしょうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

申請要領に「ＤＸによる省力化・業務効率化や、新事業展開・新商品開発など、中小企業等が行う生産性向上に資する設備投資」と書いています。

ですから、工程が少なくなってスピードアップが図れたり、同じ機械で生産能力が上がったり、新しい商品・事業に必要という意味でとらえるといいかと私は思います。

建物や内外装は対象になるのか？

一切対象になりません。更に「構築物」に分類されるものもダメです。

自動車は対象になりますか？

「船舶」「自動車⇒公道を走れる車両」もだめです。

中古機械は対象になるか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

中古の場合は同一条件（同機種同年式、同スペック）の3者の見積もりが必要ですのでハードルが高いといえます。

パソコンやスマホ、タブレットなどは対象になるか。　　　　　　　　　　　　　　

汎用性のあるもの（ほかの事業にも使える可能性がある）としてパソコン、スマホ、タブレットや事務用品、家具などいずれも対象外です。

補助はどの程度の額や率になっているのか？

額は上限500万円、最低でも100万円の補助になる投資、つまり税抜きで200万円以上の投資が対象で1000万円を超えたらいくらになっても500万円です。補助率は税抜購入額の1/2です。

補助金に出すと機械をいつ納入できるのか。

交付決定後。つまり皆さんがこれから申請をして、県からOKが出てから、メーカーさん・ベンダーさんに発注できます。そして、実施期間が11月29日になっていますので、今年の11月29日には納入して更に支払い、申請段階で計画している事をやってもらう必要があるので、時間管理を発注時に確認しながら進める必要があります。

補助金はいつ出るのか。

出るのは精算してから後になります。なので、「交付決定」⇒「機械の購入」⇒「機械の取引先への支払い」⇒「補助金事務局に実績報告」⇒「事務局から入金」という順番ですので、購入資金については一時的には自社で用意する必要があります。もし、金融機関等融資実行を必要とする場合は、金融機関様やメーカー様と早めに協議頂く事をお勧めします。

どうやって申請するのか。

必要書類を揃えて、千葉県が用意している特設ページ（https://chiba-seisansei-up-form.jp/seisansei-up-form01/）から申請してください。電子申請のみです。

事業計画の書き方での注意点はなんでしょう。

　注意点は申請要綱の中の５．審査　に書いている審査内容