新入社員のほめ方

4月に入り、新入社員を受け入れる職場も多いです。今年も、産労総合研究所さんが2024年度新入社員のタイプを発表しています。それによると、

自分の未来は自分で築く!「セレクト上手な新NISAタイプ」

 だそうです。趣旨は

「デジタルに慣れ親しんでいる一方で、対面コミュニケーションの経験に乏しく、「仲間」以外の世代との距離感に戸惑う面がある。また、タイパを重視し、唯一の正解を求める傾向が年々増している。」

とのこと。

確かに!と思いました。20代の方とお話しすると、プロセスではなく結果一辺倒、そんな傾向はあると思います。ただ対人コミュニケーションに乏しく、世代距離感に戸惑う事はどの世でもある事ですよね。

対人コミュニケーションで特に難しいと私が思うのは「ほめ方」。叱り方以上にほめ方は難易度が高いくせに、新入社員をいち早く戦力化するのに必須とも言えますね。新人が鳴り物入りで入ったこの時期に、新入社員さんに対する「褒め方」を考えるのは、受入側としていい機会です。

とはいえ、新入社員はどう扱えばいいのでしょうか。人間関係の基本は「ほめる」「ほめる」「ほめる」「ほめちぎる」。ほめ方のうまい人に人はついていくのは古今東西変わりません、そう確信しています。人が集まる場所には、ちょうどいい塩梅の「ほめ」であふれるのです。

では、うまい人はどういう塩梅でほめるのでしょうか。

これはシンプルです。人によって「誉め言葉」を変えるのです。ここで結果に着目していては人の心をつかめないし、今以上の動きをしてくれない、という事です。

ではなぜ誉め言葉を変えると、人が集まるのでしょうか?

その理由は、「モチベーションを上げる言葉が、新入社員それぞれ違う」からです。

こんなケースを想像してください。1か月後、新入社員研修から配属先についた新入りを皆さんが受け入れる先輩側です。そして、簡単ではありますが分量の多い書類のエクセル入力を指示したとします。予想スピード位で、ミスなく入力をしてくれた場合、皆さんならどうほめるでしょうか。

「有難う。じゃ次は・・・」の一言で終わらせていませんか。若しくは有難うも言わないなんてことありませんか。

そこで人が集まる先輩・リーダーは「有難う」の一言に沿えて、次のセリフが言えるんですよ。しかも、人によって言葉を変えるんです。

目立ちたがり屋なんだな、というタイプであれば

「有難う。おかげで予定より早く仕上下られそうだよ。君は効率的だね。」

と言ってあげると、口や顔には出ないけど鼻高々。おとなしいタイプであれば

「有難う。間違いなくやってくれて、安心して次も任せられるよ。」

と話せば、その新入社員も安心します。温和な人だなって気づけば

「有難う。新入社員として入ってくれて、職場も落ち着くね。」

と話すと、居場所を職場に作ってあげられるのです。

というように、人を集める事が出来るリーダーは、その人のモチベーションに気付き、適切な言葉をきっちり使い分けているのです。

ここからはセミナー情報です。

いや、こんな事、天賦の才だろう?子供のころからそういう教育請けてきたんだろう?とお思いの方もいらっしゃいます。しかしかなりの人は努力に努力を重ねて身につけた方も多いのです。つまり、才能ではなく、コミュニケーション技術であると思います。では、どんな技術?

とお思いの方。

ぜひ当社も協力している「エニアグラム入門勉強会」を受けてみてください。

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