「建設DX展 2023から見る2024年の建設業」

  先日、東京のビックサイトで行われた建設DX展(23’12/13-15)東京の15日最終日に行ってまいりました。サボリーマン営業や新技術に熱心なビジネスパーソン達で賑わっていました。

                                                       

建設業界以外の方も多かったよ。少ないながら海外からの出展もあったし
 ロボットやスマホ、ウェアラブルカメラなど現場でのDXが実感できたの
 が今年だったね。

○今年の展示から

特徴が見えてきました。

1.スマホやウェアラブルカメラは現場管理の最強ツール

2.センサー・AI遠隔・自動運転・ロボットの活用が鮮明に見えてきた遠隔操作・自動化が見えてきた

3.施工管理クラウドは戦国時代

4.BIM/CIM設計・施工対応に向けた異業種参入が進む

5.働き方改革、環境改革 SDGSへの対応はまだまだこれから

1.現場施工での生産性向上支援

スマホ機能(画像認識、LiDAR)活用サービスによる現場生産性向上があげられます。

1.画像認識技術でその場で手書きした図面等をスマホで読み取り、AIによりCADパースへ変換出来る。その為1)パース作成時間削減、2)CAD担当者をコア製図作業、3)外注コストの削減等

2.スマホアプリとTSで測量を1人で完結

3.LiDARスキャンを活用して現地調査物件図面作成、検討、概算見積等々が可能なスマホアプリ。計測がミリ単位でミスがこれまでより少なくなる

またウェアラブルカメラで現場教育・現場施工支援などが可能になります。現場教育用PPTの動画化と合わせて、遠隔教育・遠隔指示・遠隔臨検の効率化につながりそうです。

2.センサー・AI遠隔・自動運転・ロボットの活用が鮮明に見えてきた

重機類では、ICT施工によるMC/MGは導入がかなり進み、遠隔操作・自動運転システムも進む様子が今回見て取れました。その他現場作業支援ロボットとして目立ったのはセンサー制御での四つ足運搬ロボット、鉄筋結束ロボットです。測器系メーカーはこぞって自動墨出し、自動位置だしロボットの実演をしていました。

3.現場施工管理は戦国時代

プロジェクト管理アプリは先発のphotoruction, andpad, Eyacho, spiderplusの他に数社出されていました。完全に戦国時代ですね。先に入れたもん勝ち、ともアプリ制作企業談です。ただそれぞれ出自が異なり強い機能が何か、規模・工種・土建それぞれに合わせて入れていくのがいいですね。

4.BIM/CIM設計・施工対応に向けた異業種参入が進む

BIM/CIMは①ソフトウェア②データ化や点群処理の技術サービス③BIM/CIM教育④BIM/CIM人材の採用派遣に分かれます。

BIM/CIMでの自動計算による足場数量算出、トラック積載効率や足場・支保工用仮設計画モデリングサービス。これに加えてBIMモデルの5D化、6D化、7D化(見積発注自動⇒環境性能、ファシリティマネジメントへの応用)を実装するBIMソフトの展示もありましたね。

派遣では、ベトナム人エンジニア派遣を技人国ビザを活用して行う支援企業さんが出展されていました。                                            

5.働き方改革、環境改革 SDGSへの対応はまだまだこれから

 来年4月の働き方改革関連法の建設業への猶予措置が期限を迎え、労務管理の充実化や現場労働環境改善に関心が高まっています。

 異業種の方を中心に1)熱中症リスク判定AIカメラがあったり、

2)クラウド人事労務管理ソフト、3)CUSS対応機器などが見られました。

                

もうDXが現場に入るのもすくそこまで。全てがDXで変わるわけでは
なく面倒な事、苦労する事を助けてくれて現場の職人さんが働きやすく
なって、楽になる事が目的だからね

                                                                 

まとめ

これまでの展示会よりも、現場に身近なツールが多く、また支払いについてもサブスクリプション型が多いので中小建設業でも実装可能なツールが揃ってきた印象です。

ただ現場導入には今までの方法を一部変える必要があり社風が新しいものを受け入れる、そして新規の者を導入できるだけの剰余資金も欠かせません。

建設業界は人材難が今後更に申告になる事が見込まれます。この人材難では如何に優秀な人材がその場にいるかが重要で、給料や面倒見、社風といったレガシーなインセンティブに加え、新技術を積極的に取り入れる事で

○労働時間をそもそも下げる

○建設業界の将来性を示す

ことが、自社に必要な若手有望株を入社・育成させる事にもつながる、ついては経営者のDXへの認識とそれを動かす組織管理が今後の建設業を創っていくことを新ためて確認しました。

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