【17次締切 ものづくり補助金 準備特集 3】

③「申請者の業種」から、建設業・建設関連サービス業が申請する際の注意点を考える

こんにちは。フェニックス経営研究所 加賀城です。

ものづくり補助金はもう間もなく17次締切が始まるので、いまかいまかとお待ちの事業者様もいらっしゃることと思います。

さて皆さんはものづくり補助金総合サイトの「データポータル」はご覧になった事がありますでしょうか。これまでの申請者の申請タイミングや業種等有用なデータをまとめてくれていますが、なかなか気付きにくいと思います。

準備特集として「データポータル」から、ものづくり補助金申請に当たり、どう申請すると採択可能性が上がりそうなのかを、支援者の立場から考えてみます。

目次

  1. どんな業種が「ものづくり補助金」を申請しているのか。
  2. 業種ごとに採択率に差があるのか?
  3. 建設業・建設関連サービス業の事業者が補助金交付候補事業者(採択)となるために、準備すべき事

1.どんな業種が「ものづくり補助金」を申請しているのか。

現行のものづくり補助金は、正式名称を「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」といいます。ものづくり補助金というと製造業のイメージが強いのですが、建設業や建設関連サービス業も当然ながら対象であり、実際に申請・採択されている申請者様も多数いらっしゃいます。

ものづくり補助金総合サイト「データポータル」に「申請者の業種」の棒グラフと業種別採択率をまとめたグラフが載っています。

申請事業者のうち製造業が約4割を占めております。という事は逆に言うと製造業でない事業者様が6割なのです。建設業、ITがそれぞれ1割、小売卸や専門サービス業、医療福祉、サービスが7-8%程度です。実に多種多様な業種を申請する受け皿としてものづくり補助金は機能しています。当社でも建設業・建設関連サービス業の事業者様の申請支援実績も豊富です。

2.業種ごとに採択率に差があるのか?

採択率は業種ごとに差がある程度ついている結果が出ています。

図を見ると、製造業の採択率が59.3%と最も高いです。それに続くのが学術専門サービスと建設業で50-53%、サービス業や福祉・商業その他は40%前後となっています。

従って

業種によって受かりやすい受かりにくい

は、確かに存在しているといえるでしょう。 ただ、こうした差異がどこにあるのかを共有することで、建設業・建設関連サービス業でも採択はされるんだ、と思っていただく事が出来ると思います。なぜなら、サービス業での申請事業者様の4割はきっちりと採択されるのですから。

3.建設業・建設関連サービス業の事業者が補助金交付候補事業者(採択)となるために、準備すべき事

3-1 「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」を見ておく

製造業(+専門サービス)とそれ以外の採択率の差を両方の支援の仕方を踏まえて考えまます。

皆様は、公募要領はご覧になった事があるでしょうか。ない方は今の時期にぱらっぱらとでも眺めてみる事を強くお勧めします。

公募要領は、申請書を記述する際のルールブックで、さまざまな決まりごとが書いています。ご自身でしっかりお読みになり、支援者の説明も仰ぎながらというのが正攻法であると考えます。さて、「各申請枠及び特例に関する注意書き」の*2に

「事業計画の策定に当たっては、『中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン』(以下ガイドライン)又は『中小企業の特定ものづくり基盤技術の高度化に関する指針』(以下 高度化指針)を参考にしてください。」とあります。

一般的には製造業・建設業・技術サービス業の場合には「高度化指針」、それ以外の場合には「ガイドライン」のどの項目に沿った申請であるのか、を記述するのです。 高度化指針の場合には、次の12の技術のどの高度化と関連が深いのかを指針を踏まえて説明する必要があります。

デザイン開発、情報処理、精密加工、製造環境、接合・実装、立体造形、表面処理、機械制御、複合・新機能材料、材料製造プロセス、バイオ、測定計測

製造業よりの指針ですが、建設業でもどの技術なのかを明確に示すことが必要です。 建設関連サービス業の場合には、ガイドラインに寄ります。その場合自社の新しいサービスあるいは提供方法を改善するその方法が

新規顧客層への展開、商圏の拡大、独自性・独創性の発揮、ブランド力の強化、顧客満足度の向上、価値や品質の見える化、機能分化・連携、IT利活用<付加価値向上に繋がる利活用>、サービス提供プロセスの改善、IT利活用<効率化につなげるための利活用>

のどれかあるいは複数に当てはまるのか、根拠も「ガイドライン」と照らし合わせて記述する必要があります。こうした「高度化指針」「ガイドライン」に照らし合わせ記述する申請者様は、製造業と比べると、少ないのではとみています。

ですので今の時期にガイドラインを眺めておき、どれに当てはまるのか。なぜ当てはまるのかを考えておくことで、この部分は他の申請者様よりも評価なされる可能性があります。

枚数が多いので眺めておく、こういう書類があるんだという理解だけで結構です。特に支援者の力を借りようという方は、支援者に説明を受けてもらった方がわかりやすいのではないでしょうか。

ガイドラインと指針のリンクを載せておきますので、ご自身の関係するページについてざっと眺めてみてください。

「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」

https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/shinpou/2019/190215shinpou5.pdf

「中小企業の特定ものづくり基盤技術の高度化に関する指針」

https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/shishin.html

では、また別の機会にお会いましょう。

公募要領が出る前に準備をしておきましょう。気になったら、問合せページにアクセスして、ものづくり補助金の準備を一緒に始めましょう!

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