【17次締切 ものづくり補助金 準備特集 6】

こんにちは。フェニックス経営研究所の加賀城です。12/22に令和6年度予算案が発表され、

事業者向け補助金との関連が深い「中小企業庁」の予算についてもポイントという形で公表されています。

 中小企業庁 https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r6/r5_r6_shokibo.pdf

今回は、もの補助の枠について考えてみましょう。

今後2回のもの補助はこれまでよりも補助金額が多くなっています。タイミングとしてはベストですが、
締切が近いのでオーダー枠や輸入測器の場合、業者さんとのコミュニケーションが必須です。

ものづくり補助金17次・18次でこれまでと大きく変わるのは?

ものづくり補助金17次・18次は、これまでとこう違う

令和5年度ものづくり・商業・サービス補助金の概要について(令和5年12月6日更新)

https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r5/r5_mono_shogyo_service.pdf

が今公表されている最新の情報です。主な条件が書いていますので見て頂きましょう。

参考動画(第17次もの補助申請の流れ)

1.申請の際の事業計画の条件

ここは変更ございません。全ての枠に共通して、付加価値額・給与支給総額・事業場内最低賃金 

それぞれ条件が満たされる計画を立てます。これまでととくに変更ないようです。

ここが事業計画そのものに直結するので、変更ないと考えられます。

これまで準備されてきた事業者様にとってもまったく無駄にならないです。

2.補助対象経費

という事で、これまでと特に変更ないです。

3.支援類型

デジタル・グリーン関係への付加価値化に対する補助は金額が多くなっています。更にオーダーメイドについては従業員規模が大きい企業さんがこちらを活用される事を考え、更に多額の支援が得られます。

枠・類型

 省力化枠(オーダーメイド)が新設される見込みです。

オーダーメイド設備なので、建設業は多少ハードルが上がりますが、各所連携の為にベンダー・Sierへ委託して独自のシステムが必要になる、などの場合は、この枠になろうかと思います。まだ細部条件が発表になっていません。発表しだい共有します。これまでの通常枠との比較をします。

 デジタル技術等を活用といっており、AI・ロボット・センサー等が組み込まれるという事はシステム構築に多額の費用が掛かるため、補助金が高く設定されています。システム構築を伴う、既にICTやITへの適用がある建設業者様の次のステップという位置づけと考えています。

16次の通常枠と比較すると、従業員数が増えるに従って、補助金額が増えていきます。ICT施工から更にDX化を会社独自で進めるには、企業独自の仕様でSierへ依頼しながら導入する必要があり、これまでのものづくり補助金よりも投資金額は大きくなります。

現実上20名以下の企業で進める場合は、かなりの部分が外注で済んでいる企業がプラットフォーム化を考えるようなビジネスだろうと考えています。なので、ここに入るのは20人以上の規模で開発を進める場合は、この枠での検討になるでしょう。

16次通常枠17次省力化枠
補助金額従業員5人以下100万円-750万円~750万円
6-20人100万円-1,000万円1500万円
21~50人100万円-1,250万円3000万円
51~99人5000万円
100人以上8000万円
補助率 (詳細1)別途)1/2,ただし小規模事業者、再生事業者2/31/2,ただし小規模事業者、再生事業者2/3 (補助金額1500万円まえの部分1/2、超える部分は1/3)
1):ものづくり補助金第16次公募要領 2.0版 令和5年9月をご覧ください

製品・サービス高付加価値化枠への集約

 16次までの「通常枠」「回復型賃上げ・雇用拡大枠」は「通常類型」に、「デジタル枠」「グリーン枠」は「成長分野進出類型(DX・GX)」にグローバル市場開拓枠は「グローバル枠」となっています。


 通常関わる可能性の高い、「通常類型」「成長分野進出類型」に絞って比較します。

 ○通常類型

 デジタル、DXとは関係なく、建機類等を導入して、安全性の向上や効率化による付加価値がみられる場合。下の表の通り、これまでと同じです。

通常類型16次通常枠17次通常類型
補助金額従業員5人以下100万円-750万円~750万円
6-20人100万円-1,000万円~1000万円
21人以上100万円-1,250万円~1250万円
補助率 (詳細1)別途)1/2,ただし小規模事業者、再生事業者2/31/2, 小規模、再生事業者2/3、新型コロナ
回復加速化特例2/3(これが回復枠に該当と推測)

1):ものづくり補助金第16次公募要領 2.0版 令和5年9月をご覧ください

○成長分野進出類型

 従業員の人数にかかわらず、これまでのデジタル・グリーン枠(エントリー)と比べて補助金額が高くなっています。それだけ、今後の機械はDXやGXへのニーズ充足が必須となると思われます。通常類型で間に合わない金額の支援が必要な場合は、これから導入される建機・測器はこちらになるので、かなりの企業さんはこちらに当てはまる可能性があります。ただし、詳細条件がまだ出ていません。

成長分野進出類型16次デジタル枠、グリーン枠*2)17次成長分野進出類型
補助金額従業員5人以下100万円-750万円~1000万円
6-20人100万円-1,000万円~1500万円
21人以上100万円-1,250万円~2500万円
補助率 (詳細1)別途)1/2,ただし小規模事業者、再生事業者2/31/2, 小規模、再生事業者2/3、新型コロナ回復加速化特例2/3(これが回復枠に該当と推測)

*2) 16次のグリーン枠は申請金額に応じてエントリー・スタンダード・アドバンスに分類。表はエントリー類型。

ではどうしたらいいのか

 この形式での公募は、次の17次締切からですので、「様子見」して18次から・・・とお考えの申請予定者様もいらっしゃると思います。どうせなら1回で受かりたいから・・・

 でも、当社は投資を考えておられるのなら次の17次にしっかり申請する事をお勧めします。

 理由は

 ○対策が取れにくいのはどの申請者さんも同じ。頼りになるのは、同じ審査要領です。

 ○仮に不採択になったらその理由を聞いて考えて18次にチャレンジできます。この違いは非常に大きいです。

 ○18次は事業実施期間が大幅に短くなるので、メーカーさんやSIerさんによっては間に合わない、と結論が出る場合もあります。

まとめ

第17次ものづくり補助金は、今までのものづくり補助金とは、内容はあまり変わりません。17次でしっかりと事業計画書を作りましょう。申請で3分の~半分しか採択されないのが現実ですが、弊社では高い採択率を誇っています。一度不採択になった方、初めての申請の方など、ぜひ弊社にお問い合わせください。経営のサポートを全力でいたします。

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