【17・18次締切 ものづくり補助金 準備特集】

ものづくり補助金申請サポートをご依頼頂く際に、「他の補助金と併用できますか?」とよく聞かれます。併用は可能なのでしょうか。また注意しなければいけない事はどんな事でしょうか。

目次

1.他の補助金との併用は可能でしょうか?

2.併用の際の注意点

1.他の補助金との併用は可能でしょうか?

 ものづくり補助金申請サポートをご依頼頂く際に、「他の補助金と併用できますか?」とよく聞かれます。例えば、重機類はものづくり補助金・トータルステーションは事業承継補助金、といった具合です。

 これは状況により可否が変わります。

 ○補助金の種類と申請枠

 ○その補助金で補助される機械・ソフトウェア等

 ○事業内容/テーマ(「どんな問題を解決できる機械類」として導入する予定なのか)

 ○事務や経理の担当者と、補助金の事業を考える人は同じか別か

 この4点についてお聞きして次の事も考えて、出せるかどうかを判断しています。

(1)同じ機械機器購入を2つ以上の補助金支給はなされません。

たとえば 同じ対象のBIMソフトの購入を「ものづくり補助金」と「IT導入補助金」の両方の補助を受けながら購入する事は出来ません。

(2)別々の機械やソフトウェアの購入でも、同じ導入テーマですと採択が取り消される場合があります。例えば、同じ会社で、ものづくり補助金を使って「センサー導入で土工の効率化」のテーマで「バックホー」を導入し、持続化補助金でも同じ「センサー導入で土工の効率化」のテーマで「マシンガイダンス機器」の導入、といった補助は採択が取り消される場合があります。

あくまで機械類別々、導入する目的も別である必要があります。

という事は、導入目的(=解決できる課題)が別であれば導入可能です。

「ものづくり補助金」で「最新バックホー導入で土工の工程削減による効率化」のテーマでバックホー、補正予算で発表された「中小企業省力化投資補助金*」を用いて「センサー導入でCIM設計データの取り込みによる一貫工程」といったテーマでそれぞれで導入する事が可能になります。

こうした形で、より効率的に設備投資が可能になります。

2.併用の際の注意点

 同時期に補助金を併用する事は、設備投資に必要な長期の資金調達がより少なく済みます。当然、回収までの期間や諸条件も貴社に有利です。必要な機械類の導入を早くするため、受注機会の増加で売り上げ増が達成されるといった、時間の観点から大きいメリットもあります。

 しかしながら、相応の管理コストもかかるので社内でしっかりと準備する事が必要です。

1.単純に事務コストが倍になります。

報告書や見積書や請求書など、事務局に整理する帳票類を整理する工数が単純に倍になります。あきらかに煩雑になり、社長お一人ではなかなか時間が取れないのが現状ではないでしょうか。

2.補助金で初期投資費用の一部は賄われるとはいえ、その後の運転費用、仕入等はそれだけ多くかかります。受注を増やし、雇用を推進して生産・施工体制を整えておくといった、顧客・従業員に対する準備も倍になるので、その点は注意です。

ただし、併用を行い、短期間に2つ以上の補助金を活用して重機やソフトの購入費用を支援してもらった効果が表れている企業様もいらっしゃるのです。そういう方は事務担当者を必ず設けています。当社サービスでの申請を予定している事業者様には事務の担当者を社長と別につけて頂く事を依頼させて頂いております。

その上で、当社は、次の方法も検討に入れて頂く事をお勧めします。

特に複数の補助金を出される場合は、補助金に精通する専門家に委託して、支援して頂く事も、社長の負担を減らし本業に注力するためには有効です。申請・事務作業そのものは、事業者様(担当者)にお願いする必要がありますが、第三者から支援することで、複雑な処理も簡易に作業してもらっています。

もの補助でもし申請支援をお受けになりたい、と考える場合はアフターケアの充実度も支援者選定の一つとなりそうですね。 当社では、申請して採択されるまで、最後の補助金受領まで、その後の報告期間まですべて、といった、建設事業者様それぞれに合った期間の支援を行っております。ものづくり補助金にご興味がある事業者様はぜひ問合せフォームからお問い合わせください。

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